以前からお付き合いのある、福岡市の接骨院グループの全体ミーティングでインソールと足の話をしました。
スポーツ選手の来院も多いところで、7,8年前からインソールのオーダーをいただいておりました。
以前にも話をしに伺ったことがありました。
しかし大分前のことなので、グループ店舗が増え、スタッフが増えたので、インソールについて良く知らないスタッフが多くなってきてしまったそうです。
そこで、その方たち向けに話をしてほしいという要望を頂いておりましたので、福岡のほかの仕事の日程を調整して出張してきました。
全員で足型を採るところから始めて、その後は実際にそこにいた方の足について話をする形で進めます。
過去、足にトラブルがあったことがある、又は現在トラブルがある方の足で行いました。
採った足型からわかる足の特徴と、実際の足を見ることで分かる足の特徴をチェックし、その結果とトラブルとの関連性をお話しました。
スポーツをしている方の来院が多いだけあって、スタッフの方も学生時代に競技をしていたり、現在も趣味で続けている方が多いようです。
ですから、質問もかなり積極的で、一人ひとりの足でかなり突っ込んだことをお話しすることになりました。
X脚で内側に足が倒れているのに捻挫癖のあるスタッフさんの足で起こっていることでは、話をしていていながら、ついつい私も興味がわいてしまいました。
もっと掘り下げてチェックしたかったのですが、時間の都合もあって叶いませんでした。
ほかにも、シンスプリントになりやすい典型的な足や、靴を履かない競技をしていた方の筋肉が非常に発達した足など、よくある症例の実例や、めずらしい状態の足についてもお話しすることが出来たのは良かったです。
以前からいらして、すでに足型を採ってインソールのオーダーに関わってこられたベテランのスタッフさんほど実際の現場に即した的確な質問が多かったです。
今回のような話が出来ると、治療の中で足の特徴について注目する様になります。
現在の症状と足の特徴をうまく結び付けて考えられると、治療方針にも影響が出てくるはずです。
また、患者さんからの依頼を受けて足型を採った際に、足の特徴について患者さんに説明できるようになって、患者さんも、ただ足型を採るだけよりも喜んでくれます。
そういう説明があると、出来上がってきたインソールへの親しみも増すものです。
こういうことをきっかけに、治療する過程で、足元から身体を見る習慣がもっと普通になってくれるとうれしいですね。